「島豆腐」は、製法も本土の豆腐とはまったく違う、生絞り法というエグミが少なくしっかりした硬さの豆腐に仕上がる製法でつくられる、沖縄独特の豆腐です。
その食感は食べごたえがあり、大豆の甘みと香りの素朴な味やニガリと海水を使用することからほのかな塩味がします。また、沖縄県内での豆腐の消費金額は日本一であるといわれ、沖縄県民がほぼ毎日といっていいほどよく口にする食材なのです。
「島豆腐」の歴史は古く、14世紀以降、中国との交易する中で中国からの使者・冊封使が連れてきた料理人たちが製法を伝授して沖縄に広まったとされています。