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琉球ガラス・焼物特集


沖縄独特の素朴なフォルムや色使い、大胆な装飾、あたたかみのある土の風合いなど、どこか南国の雰囲気を漂わせる焼物の数々。「琉球ガラス」と「焼物(やちむん)」は沖縄のお土産品として親しまれています。



【琉球ガラスとは・・・】

沖縄の美しい自然が織り成す色彩と職人達の探究心やその技術で、独特の造型美となった琉球ガラス。
琉球ガラスは第二次大戦後、駐留米軍から出た空き瓶などを利用して、色付きのガラスを再生したことに始まります。
現在では、着色に様々な技法を取り入れ、鮮やかな色彩と味わいのある質感で、沖縄の代表的な工芸品とまでになりました。

【琉球ガラスの種類】

琉球ガラスは、ポッテリとした厚みと、他のガラス製品にはない素朴な色や質感があります。ひび割れガラスや泡ガラスなどの技法があり、見るものを虜にさせる魅力をもっています。

■ひび割れガラス
整形途中でガラスを急に水の中に入れ、水温によって大小様々なひび割れをいれたものです。
 
■泡ガラス
吹きガラスの制作工程の中で入る気泡を生かしたものです。


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【焼物(やちむん)】

沖縄の方言で、焼物のことを「やちむん」といいます。
代表的な焼物として「上焼(じょうやち)」と「荒焼(あらやち)」の2種類が沖縄にはあります。上焼は食器類や花瓶などの小物が中心で、荒焼は泡盛や醤油あるいは穀物貯蔵用の大きな甕や壺が多く見られます。

■上焼(じょうやち)
焼物の表面にかかっているガラスのような装飾、釉薬(うわぐすり)を様々な色を出したり水漏れを防ぐためなどに使った焼物のことで、主に食器類や花瓶などの小物が中心です。
上焼は、登り窯と呼ばれる窯で焼かれ、その燃焼温度や燃焼時間などによって思わぬ変形をもたらすため、炎の芸術とも呼ばれています。
 
■荒焼(あらやち)
釉薬をかけない焼物のことで、実用に徹したため、飾りなどはほとんどなく、泡盛や醤油あるいは穀物の貯蔵用また、飲料水などを貯める大きな甕や壺が多く見られます。
窯の炎によって焼きあがりが変わり、予想外の器が出てくることがありますが、最近では、その偶然性が好まれ、人気を博しています。


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お問合せ先 那覇市立壺屋焼物博物館
T E L 098−862−3761


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